WotCの主張とプレイヤーの反応に矛盾が、というか、WotCが禁止の理由としてあげてる物とプレイヤーが禁止の理由としてあげてる物がずれてるのがちょっと気になった。

WotCは「青くないデッキが青混じりのコンボと戦うためにはブレストを始めとした強力なカードたちを捌くためのカードが必要だ」とし、そのために「どんな色でも採用できるカウンターを作った」って言ってるように、俺の目には映る。「ライフを払うだけでどんなデッキでも採用できるカウンターには危険性もあるが、それを理解した上で、青以外のデッキの存在を容易にするために作った」と言っていて、結果として「危険性は現実の物となり、以前よりも青が環境を支配してしまった禁止した」というように俺は理解した。

これに対して、DN上で見られるプレイヤーの反応は
「青以外のデッキからカウンターが飛んでくるなんておかしいから禁止になって当然だ」
という物が多い気がする。なんかずれてる気がするんだよねぇ。

青以外のデッキからカウンターが飛んでくるのはむしろWotCがやろうとした事であって、採用理由はどうあれ、青くない様々なデッキにMMが採用されることになり、そして、いくつかの青まじりのコンボデッキは姿を消した(と俺は聞いている)。その点において、MMが作られた目的は達成されたと言ってもいいんじゃないかな。今回、禁止になった一番の原因は、MMによって全然青くないいくつかのデッキも同時に消え去ってしまい、MMに対して耐性をつけやすい、すなわちMM絡みのカウンター合戦に勝ちやすい青いデッキばかりが生き残ってしまったって所なんじゃないのかな。実際のメタゲームを俺は知らないけど、青白石鍛冶とSnTが上がってきて、神ジェイスが赤ブラストされなくなって支配力が増したって話は聞いた。

気になるのは、「このずれはどこから来てるのか」という事。
・単に俺の目が節穴で、実は本質的にWotCとプレイヤーの言ってる事はずれていない。
・日本ではそうでもないが、世界的にはもっともっと青いデッキが支配力を増していて、日本のプレイヤーが「青の一強時代」になっている事に気づいていない。
・レガシーは常にメタが回り続ける物で、たまたまMMの印刷と「青い時期」が重なってしまっただけである事にプレイヤーは気づいていて、WotCの決断は若干早まった物であった。
色々考えられるけど、こういった現象の「理由」って、知りたくなるもんじゃない?

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索