おい、お前この前もキーボード買ったとか言ってなかった?

と思った人。あなたは正しい。
えぇ、買ってしまいましたよもう一枚。今度はこれ。

Majestouch MINILA
日本語配列 黒軸

で、こいつを買ったのには単なる物欲だけではないわけがある。
……いや、まぁ、物欲によるところはすごく大きいんだけど。

前にも書いたとおり、俺は職場ではacerのデフォルトキーボードを使っている。
こいつは、まぁ、諦めがつくんだけど(満足か、と言うとそういうわけではない)、
自社の作業用端末、こいつがダメダメだった。
俺は客先常駐で働いてるから、普段自社の作業用端末に触ることなんてないんだけど、
ちょっとした割り込み仕事が発生して、ちょくちょく自社に帰って
作業をやらないといけない状態になってしまった。

で、この作業用端末についてるキーボードがどうしようもないものだったわけ。
打ってる感触が変に硬くて、例えるなら
劣化して空気の抜けたタイヤを押す感覚
といったところだろうか。打ちづらいことこの上ない。
メンブレンなので最後まで押し込まないと認識してくれない
ため、どうしても強く押しこむようなタイピングになってしまっていて、
このキーボードを使っておおよそ12時間ほど作業をしてたら
指が痛くなってしまった。
このキーボードをこれから先もちょくちょく使わないといけないのか、
とそう思うとどうしても我慢ならなかった。

なので、持ち運び用の良いキーボードが一枚ほしくなった。条件は以下。

1.小さくて持ち運びができるサイズであること
2.長時間タイプしてても指が痛くならないこと
3.標準的な日本語配列であること。

1.と2.を満たすだけならHHKB一択。
だがしかし、こいつは「変態配列」と言われる通り、
非常に特殊な配列をしていて、windowsで使うなら
レジストリの変更をする必要もある。
作業用端末は共用のものなので、そういった設定を勝手に書き換える、
なんてこともできない。なのでどうしても標準的な日本語配列のキーボードが
必要だった。で、買ったのが冒頭にも書いたMajestouch MINILA。

ポイント使って大体4000円の出費で済んだから、
買い物としては上々。で、使い心地だけど、
これは確かにやみつきになる。世の中にはcherryのメカニカルスイッチに
取り憑かれてしまった人たちも結構いるみたいだけど、この打鍵感は
納得できる。HHKBとはだいぶ違うけど、これはこれで上質のものを感じるね。
赤軸だとHHKBとの差別化を図れるかちょっと不安だったので
黒軸を買ったんだけど、これも正解だったかもしれない。
黒軸超重い。だけどこれ慣れると心地いいだろうなぁ、
ってそんな感じ。
後、こいつの一番の特徴である「親指ダブルファンクションキー」。
これがまた超便利。まだちょっと慣れてない部分があって
スムーズに打ち込めないけど、この親指ダブルファンクションキーを
使いこなせばほとんどの操作はホームポジションから移動する必要がなくなる。
HHKBは文字を消すには右端のdelキーを押さないといけなかったけど、
MINILAならfn+;キーで文字が消せる。つまりホームポジションから
手首を回す必要が全くない。カーソルキーもfn+esdfでいける。これもそう。
まだちょっとぎこちない、そういう段階ですら便利である、というのが
容易に想像できるレベルなので、これは使いこなせば相当なものだろう。
HHKBとは別のところで、他のキーボードなんて使えなくなってしまうかもしれない。
しかし不満が全くないわけではなくて、それは
「zの段が普通のキーボードに比べて若干左側にずれている」
ということ。ほとんど気にならないレベルのズレではあるんだけど、
チラホラとtypoが発生しているあたり、「影響なし」と断じることはできないようだ。
それ以外は概ね満足。持ち運ぶにはちょっと重いけどね。

親指ファンクション、便利だなぁ。HHKBでも同じように扱いたいなぁ。
AutoHotKey、導入するか。家の自分のパソコンであればどれだけカスタマイズ
しようがじゆうだからな!
何が偉大だったかって、

キーの叩き方が軽くなった

今職場で使ってるacerの付属キーボード、
こいつは静かなことが何よりの特徴だった。
なので、とことんまで音を立てないように
キーを叩くように心がけてたらなんかもう
かる~いタッチでキーを叩くようになってた。

HHKBはそんなに音の小さいキーボードではないんだけど、
これを職場に持って行ってもそんなに迷惑はかけないだろうなぁ、
と思えるほど軽く、静かにタイピングができるようになった。

侮れない、付属キーボード。
ものとしては決していいものではないんだけど、
悪くない方向に効果があったので、
一概に悪いキーボードってわけでもないんだね。

キーボードコレクション熱に火が入りつつある。
黒軸とか赤軸とか欲しいし、
リアルフォースのALL30gも欲しい。
そんだけ買ってるといくらお金があっても足りなくて、
多分レガシーのデッキを幾つか作れちゃうんじゃないかな。
HHKBに変えてからもう2週間は経ったけど、
高級キーボードを使う効果がはっきりと出始めた。
その効果とは……、

タイピングの速度と正確さがアップした

ということ。もともとは似非タッチタイピングだった俺は、
ちょっと離れた記号のキーとかを叩くときはチラッと
キーボードを見ていたのだが、HHKBに変えてから
その頻度は格段に減った。
それはつまり一つ一つのキーの位置を指がしっかりと覚えてきているからで、
それにより、これまで以上に自然にキーを叩けるようになった。
自然にキーを叩けるから叩くスピードも上がって
タイピングがうまくなったと実感している。

これはHHKBを叩いている時に限らない、というのが面白いところだ。
ネット上に書かれているhHKBのレビュー記事を読んでいると、
「これ以外のキーボードを使えなくなる」
とか書いてあるが、俺は全くそんなことは思わない。
自然な指の動きが身につけば、HHKBにかぎらず、
どんなキーボードを使ったって速く、正確にキーを叩くことができるはずなのだ。

キー配列の違いなんて全く問題にならない。
なぜなら、キーを触った瞬間、指先から伝わる感覚で
体がはっきりと理解するのだ。
「これはHHKBではない」
と。そう理解してしまえば体は勝手に普通のキーボードの配列に
合わせた指の動きをしてくれる。

ほら、よく言うでしょ。
「バイリンガルの人間は周囲の状況から瞬時に言語を入れ替えることができる」
これと同じこと。HHKBだけ長く使っている人間はそりゃ他のは使えない
ってことになるかもしれないけど、日常的に色々使っていて、
その中でHHKBが一番のお気に入り、とかそういう程度なら
体が勝手に切り替えてくれるよ。

で、HHKB見たいな変態配列のキーボードはともかくとして、
「タッチタイピングができない」
とか
「もうちょっとタイピング速くしたい」
とかそういう人こそ、ある程度いいキーボードを使うべきだと思うんだよね。
やっぱりキータッチが全然違うし、入力の確実性も違う。
一つ一つゆっくりうつとしても、確実性の高いキーを使うことで
不要なミスがなくなって効率よく練習できたりするし、
何より苦痛も少ないでしょうよ。

俺が今使ってるHHKBはかなり極端な配置をしてるから、
以下に書くようなキーボードを、お金に余裕があれば買ってみれば
いいと思うんだ。絶対損はしないから。

静電容量
東プレ リアルフォースシリーズ

メカニカルスイッチ
FILCO マジェスタッチシリーズ

リアルフォースはHHKBの製造をしている東プレの製品。
だからキータッチはHHKBとそれほど大きくは変わらない。
静電容量のキーボードはその圧倒的な長寿命も売りで、
1台買えば一生もの。リアルフォースは2万円行かないから、
結構気軽に買えると思う。
マジェスタッチシリーズはキーのスイッチが複数種類あって、
それぞれタイプが違うので好みで決めるべし。
家電量販店に行ってデモ機を触ってみるといい。

カチカチとクリック感がするものが良ければ
青軸か茶軸。茶軸のほうがクリック感が少ない。
青軸ははっきりとうるさいレベルの音が出るので
職場とかでは使えないと思うな。
スムーズに押せるのが良ければ黒軸か赤軸。
黒軸はキーとしてはかなり重い部類に入るけど、
その分指に吸い付くようにキーが戻ってくれるから
指の運び楽になるらしい。

マジェスタッチシリーズは高くても1万円前後。
スイッチに同じものを使ってる別メーカーのものなら
5000円くらいからある。
これらは静電容量のキーに比べると寿命は劣るけど、
一般的な安物のキーボードに比べれば
十分な耐久性を持ってるし、値段も安いから
かなり気軽に買える部類になると思う。

と、ありきたりなこと書いたけど、
やはりマニアよりも初心者にこそ高級キーボードが
いいんじゃないかと思うんだよね。
唐突に日記を再開してみる試み。

GW中に新しいパソコンを買った。
その一週間くらい前に新しいキーボードを買った。

キーボードに関してはネット上で調べれば情報はいくらでも出てくるけど、
パソコンに関しては新しいモデルってこともあってあんまり情報がない。
ってかそもそも売れてるのかどうかもわからんけど。

以下パソコンのスペック。公式ページのpdfから抜粋。

メーカー : acer
型番 : AXC605-H54D
CPU : Intel Core i5-4440 3.10GHz
メモリ : 4G (最大16G)
HDD : 500G
OS : Windows 8.1 64bit
マウス、キーボード、スピーカー付属
単体デスクなのでディスプレイはなし
(HDMI端子がついてるのでテレビにつなぐのが吉)

発売が2014年2月という、割と新しいモデル。
買ったのはヨドバシアウトレット川崎で、
値段は51,000。まぁ、悪くない買い物だと思った。
(5/11現在、価格.comでの最安はおおよそ86,000)

そう、悪くない買い物だと"思った"んだよね。
とりあえずそのまま2,3日使ってみるとまぁ割りといい感じ。
これまで使ってたノートが7年前のモデルで、
Core 2 Duoにメモリ2GってところにWindows 7 Ultimate
突っ込んで使ってたからそれと比べれば、かなり快適にはなった。
起動時間だけはデフォルトであれこれ入ってるせいでちょっと遅くなったけど、
それ以外ではおおよそ不満はなさそうに見えた。

だけど、そんなにすんなりはいってくれなかったんだよねぇ。
「メモリが4Gじゃ足らない」
ということが判明。

Chrome
Excel
Eclipse
Open Tween

これだけでメモリ使用量が3Gほどになる。
キャッシュ込だととうに4Gを超えている状態。
キャッシュは別に捨てても構わないから、
動かないってわけじゃないんだけど、あちこちwebページを行き来してると、
こいつがどうも毎回一から読みやがってくれるので、
そこら辺でちょっとした満足度の低下が発生しているようだった。

そんなわけでメモリを増設することと相成ったわけなんだけど、
こいつがまぁ苦労させてくれたわけよ。
デフォルトで付いてるメモリの規格は以下。

DDR3L-1600
PC3L-12800
DIMM

アカン。DIMMはアカン。
しかも動作保証してる規格がDDR3Lしか無いときた。
途端に暗雲垂れ込めてくるわけですよ。
まずは横浜でパーツ売ってる店をはしご。
結果、無い。
その後新宿でも売ってる店をはしご。
これまた、無い。
ネットショップで事前に調べた限りだと、
おおよそ3種類しか商品がないことを確認していたので、
あるとしたら秋葉原だろう、とは思っていたものの、本当に無いとは。

で、更にいうと4G2枚か、8G2枚ってものしかない。
すでに4Gが1枚ささっていて、その上でもう一枚4Gが欲しい、
そういう希望にマッチするものが無い。

ってわけで秋葉原に行く前にパーツショップの店員さんといろいろ話をした。
「DDR3をぶっさしても動くんじゃないですかね?」
スペック表を見る限り、チップセットやらなんやらはDDR3も使えるものが乗っている。
BIOS上で細かくメモリの設定をすることはどうやらできないみたいだったけど、
OS上ではDDR3で認識している。
(まぁ、DDR3Lは単に駆動電圧が低いだけだから当然かもしれないけど)
その上で、メーカーはDDR3の動作確認してないだけで、
実際は動くように設計されてるんじゃないかって話。

ココらへんは案外店員さんにとっても難しい話のようで、
(まぁ、ただのバイト君では難しいのもある意味しょうがないかもしれないけど)
どうも歯切れの良い答えが帰ってこない。
「動くとは思うんですけどねぇ~……。ちょっとなんとも」
ッて感じ。
そんな中、ある店舗で裏からひょっこり顔を出したおじちゃんが一言。
「やめた方がいいですよ」
曰く、規格を下げるのは簡単だが、逆に上げるのはやめた方がいいとのこと。
要するに、

DDR3LのメモリをDDR3しか動かないボードに挿してもたいてい動くが、
DDR3のメモリをDDR3Lしか動かないボードに挿すのは危険。

ということ。
まぁ、正直な話、俺の中では答えは決まってて、
後押しする言葉が欲しかっただけなので、
これでスッキリとDDR3Lのメモリを買うことを決心できた。

んでその足で秋葉原までいって、8G2枚、16Gのメモリ買いました。
4G2枚にしなかった理由は、おおよそ5000しか値段が違わなかったから。
といっても保証やらなんやらで結局18000かかったんだけどね。
この値段がかなり響いて、

結局最初から16Gのモデルを買ったほうが安かった

という悲しみを背負いつつ、ネトゲなんてしないのにメモリだけゲーミング用途の、若干オーバースペックなものが入ったパソコンをこうして使っているわけですよ。
(メモリ容量的には、キャッシュ込みだとあっさり8Gも超えてくれやがったので、16Gを買ったのは正解だったと思っている)

長々と書いたけど、思ったのは
「情報が出揃ってない新しすぎるモデルを買うのは不便さが伴う」
「後から増設する可能性があるなら初めから上のモデルを買っとけ」
ってこと。後者はちょっと考えればわかることだよねぇ。うかつだった。
前者については、これも案外重要で、ネットが普及した今なら、
ある程度発売して時間が経ったモデルに関しては、
おおよそユーザがブログやらなんやらであれこれ書いてる。
だから、動くかどうか試してみてる人もたいていいて、
その結果動くならそれを信じちゃってもいいって事もあるわけ。
でも、今回買ったのは誰もそんなのためしちゃいない。
商品レビューすら全くなかった状態だったので、新しすぎるのも考えものだな、と。


とまぁ、パソコンはずいぶんドタバタしたけど、キーボードに関しては大満足。

Happy Hacking Keyboard Professional 2
英語配列 墨 無刻印

これですよこれ。ヨドバシで値段はおおよそ25000。
言わずと知れた最高級のキーボード。
A4の半分というコンパクトさに「変態配列」と言われる独自のキー配列。
静電容量無接点の軽いキータッチ。
もともとカタカタとキーボードを叩いてる事自体好きだった俺にとっては、
ある種理想に近いキーボードなわけよ。
当然この記事もHHKBで書いてるんだけど、やっぱりいいよね。
叩いてるだけでテンションが上がるキーボードってのもそうそう無いと思う。

正直キーボードに関してはコレクション魂にちょっと火がつきそうな感じがしてる。
赤軸のキーボード欲しいわぁ。

あ、パソコンにデフォルトでついてたキーボードは意外にも職場で大活躍してます。
やつは案外やりおる。変に硬くて打ちづらいキーボードだけど、
とにかく静か。音がぜんぜん出ないのは周りに人が多い職場では
重要な点でね。お蔵入りだと思ってた奴が活躍するってのは喜ばしいよね。

色々書いたけど、要するに何がやりたかったかって言うと、

HHKBで長文を打ちたかった

これだけです。以上!

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